（動作・行為をするかしないかという面から否定し，過去・現在・未来の時間に直接関係はないが，多くは現在・未来に適用され）…しない．（過去の動作・行為に‘不’を用いて否定することがあるが，その場合は本人の意志に基づいていることを示し）…しなかった，…しようとしなかった．（習慣的・経常的な動作・行為を否定し，そうした習慣のないことを示し）…しない．（助動詞を否定するには一般に‘不’を用いる．）（心理を示す状態動詞‘爱’‘恨’‘知道’などの否定には一般に‘不’を用いる．）（前置詞‘比’‘跟’‘把’などの前に用いて〔前置詞句＋述語〕を否定する．）（結合動詞‘是’やそれに準ずる動詞の否定には一般に‘不’を用いる．）（形容詞の前に用いてその性質・状態を否定する．）（‘不’の前後に同一の動詞・形容詞を繰り返して反復疑問文を作る．）◆動詞・形容詞が2音節の時は第1音節だけを反復することがある．(方言)（文末に用いて反復疑問文と同じ働きを持つ疑問文を作る．）（‘不’の前後に同一の名詞・動詞・形容詞を繰り返し，文頭には‘什么’‘管它（他）’を用い，前文または相手の言葉を受けて「そんなことは問題にならない」「意に介さない」ことを示す無条件複文を表わす）…であろうとなかろうと，…などどうでもいい．（副詞‘很’‘常’‘太’‘大’などの前に用いて部分否定を示す．）（副詞‘更’‘就’‘也’‘又’‘正’などの前に用いて反語文を作る．）（不定の数量を示す数量詞の前に用い，数量が多くないことや時間が短いことを示す．）（〔動詞・形容詞＋補語〕の否定には一般に‘没［有］’を用いるが，本人の意思でそうしない場合は‘不’を用いる．）（‘不…不…’の形で用いる．）⇒不…不… bù … bù …．（諾否疑問文・反復疑問文・命令請求文に対する応答に‘不’を単独に用い）いいえ，違う，いや．（自分の言ったことを言い改める場合）いや，違う，いいえ．（特定の語句中では時に‘不’を用いても用いなくても同じ意味を示す．）⇒好容易 hǎo róngyì ．

動詞・形容詞・助動詞・副詞などの前に用いて否定を示す．◆動詞‘有’の否定には‘不’を用いず‘没’を用いる．

（一般に ・bu）（〔動詞・形容詞＋‘不’＋結果補語・可能補語〕の形で，結果補語・方向補語が示す事態が客観的に実現し得ないことを示し）…できない．⇒得1 ・de 2．いや．ノー